自由帳

人に見られる自由帳

Matlab から FDTDsolver をぶん殴る

この記事は eeic Advent Calendar 2018 の8日目の記事として書かれたものです。

概要

この記事は具体的には以下の要素から成り立っている。

  • MATLABで、商用 FDTD solver である "Lumerical" を叩く(シミュレーションを実行させる)方法の紹介
  • Lumericalが提供しているサンプルコードの雑さの紹介
  • その雑さで苦しんだことによる僕のキレ

はじめに

まず最初に言っておくとこの記事を読んでうれしい人はこの世界にほとんどいないと思う。

まず "Lumerical" というのはFDTD法によって電磁界解析を行うことができるシミュレーションソフトなのだけれどかなり良いお値段がする。
このソフトを使っている人は「恵まれているんだなあ」と、予算を取ってくれる指導教員の先生に感謝しよう。
そしてこのソフトはGUIがかなり充実しており、スクリプトを使わずとも様々なシミュレーションを簡単に*1行うことができる。
パラメータを変化させて最適化するといったこともデフォルトの機能として備わっている。
また細かい条件を変化させて何度もシミュレーションを行いたいという場合にはスクリプトからの実行が便利である。
Lumericalも専用のスクリプトエディターで編集したスクリプトを実行することでシミュレーションを行うことができる。

しかしながら、人によっては異なった条件で何度もシミュレーションを実行したかったり、より複雑な最適化を実行したかったりするかもしれない。
そんな人のためにLumericalには、MATLABPythonからLumericalを実行するためのAPIや .mat file を扱うためのコマンドなどが用意されている。

この記事はMATLABからLumericalを動かしたいという人に向けた記事である(日本語を読めるそんな人がどれだけいるんだろうか)。
ただ、Lumericalを知らない人にも読んでもらえるように、必要な情報は逐一補足する。

How to do?

サンプルファイルをダウンロード

なにはともあれまずはサンプルコードをダウンロードしよう。
Lumericalのオンラインマニュアル、Lumerical Knowledge BaseMATLAB API のページからダウンロードできる。
今回はとりあえず、.m file からLumericalのスクリプトファイルである .lsf file をLumericalに実行させることを目標とするので、 "Coupler_Optimization_Main_Script.m" だけでよい。
また、変数を送りあったりするのも今回は無しで。
必要最低限の箇所をサンプルから抽出すると以下のようになる。

clear;
%Add Lumerical Matlab API path
path(path,'C:\Program Files\Lumerical\FDTD\api\matlab');
sim_file_path=('Change\This\To\Your\Folder\Structure'); % update this path to user's folder
sim_file_name=('grating_coupler_2D_Matlab_Optimization.fsp');

%Open FDTD session
h=appopen('fdtd');

%Load the FDTD simulation file and get simulation parameters
code=strcat('cd(sim_file_path);',...
  'load(sim_file_name);');

%send the script in 'code' to Lumerical FDTD Solutions
appevalscript(h,code);

%Close session
appclose(h);

ここで

sim_file_name=('grating_coupler_2D_Matlab_Optimization.fsp');

となっている。
.fsp file はLumericalで実際にシミュレーションを行うために必要な情報が詰まったファイルで、これを run させればシミュレーションが実行される。
ただ、今回は .lsf file を用いてスクリプトから run するという状況を想定しているので、

sim_file_name=('hemi');

としておく( ".lsf" は不要である)(元のファイル名が長過ぎるので変更した)。
またLumericalはスクリプトファイル名を打ち込むとそのスクリプトを実行するようになっているので、"load" も不要である。
ディレクトリ名も一応それらしく変更しておこう。

sim_file_path=('C:\Users\Desktop\Mitchy-W\Lumerical');

整理すると、

clear;
%Add Lumerical Matlab API path
path(path,'C:\Program Files\Lumerical\FDTD\api\matlab');
sim_file_path=('C:\Users\Desktop\Mitchy-W\Lumerical');
sim_file_name=('hemi');

%Open FDTD session
h=appopen('fdtd');

%Load the FDTD simulation file and get simulation parameters
code=strcat('cd(sim_file_path);',...
  'sim_file_name;');

%send the script in 'code' to Lumerical FDTD Solutions
appevalscript(h,code);

%Close session
appclose(h);

となる。
まず、MATLABの検索パスにLumericalの持っているMATLAB向けのAPIがある場所を追加している。
次に "sim_file_path" に .lsf file のあるディレクトリを、 "sim_file_name" に実行する .lsf file の名前を、それぞれ文字列で定義している。
その後、 "appopen" でLumericalを立ち上げる。
"code" にはLumericalに読み込ませる命令文の全てを文字列として、繋げて代入する。
最後にその "code" をLumericalに送って実行させる。
という流れだろう。
というわけでMATLABからこのサンプルコードを実行すれば、Lumericalが立ち上がり自動的にシミュレーションが開始されるはず。

……はい。
開始されません(キレ)。

サンプルコードの修正作業

配布されてるサンプルコードをそのままコピーしても正しく実行されないことは稀によくあると一般に知られている。
いやキレるが。

おそらくここではLumericalは立ち上がるものの、そのLumericalがエラーを吐いて止まっていると思う。
Lumericalが出しているエラーメッセージは

Error: prompt line 1: sim_file_path is not a valid function or variable name
Error: prompt line 1: cd takes at most one string argument

となっている。
ここで分かるのは

  • MATLABの "appopen" は成功している
  • "sim_file_path" がおかしい
  • Lumericalの "cd( )" 関数は文字列を引数とする

ということである。
"sim_file_path" にはパスをシングルクォーテーションでくくった文字列として代入しているので問題ないはずだが、ひとまずLumericalの "cd" について調べてみる。
すると、Syntaxの欄に

cd("directly");

とある。
そう、Lumericalでは文字列はシングルクォーテーションではなくダブルクォーテーションでくくる必要があるのだ。
またここで同時に注意したいのは、"code" の中身を読むのはあくまでLumericalであるということだ。
すなわち、"code" の中身はLumericalの文法で書かれる必要がある。
以上を踏まえた上で先のサンプルコードが何をしているかを見直してみる。

sim_file_path=('C:\Users\Desktop\Mitchy-W\Lumerical');
code=strcat('cd(sim_file_path);',...
  'sim_file_name;');

よってLumerical側で最初に実行されるのはおそらく次の命令文になるだろう。

cd(sim_file_path);
%つまり
cd(C:\Users\Desktop\Mitchy-W\Lumerical);

先ほど述べたように、Lumericalでは文字列はダブルクォーテーションでくくる必要があるので、

code=strcat('cd("sim_file_path");',...
  'sim_file_name;');

と修正すれば良さそうである。これで実行してみる。


が、世界はそう甘くはない。


おそらく先と同様にLumericalが立ち上がった後にエラーメッセージが出て止まっていると思う。
エラーは、

Error: prompt line 1: Invalid directory name passed to cd

となっていると思う。
つまり cd("ディレクトリ") というところまでは確認できたが肝心のディレクトリがおかしいということになる。
ここで試しにMATLABで次のようにしてみる。

word = 'hemi';
text = strcat(word, '_ha_kami')
text = 
    'hemi_ha_kami'
text2 = strcat('word', '_ha_kami')
text2 =
    'word_ha_kami'

当然といえば当然である。変数 "sim_file_path" が外側のシングルクォーテーションに囲われているので先ほどのコードでは

code = 'cd("sim_file_path");sim_file_name;'

という文字列がLumericalに送られてしまう。
変数 "sim_file_path" などを使わずに直接パスを入力することでこれは解決できるが、パスが変わるたびにいちいちこの部分を変更するのは無理なのでやはり変数を使いたい。
そのためには変数部分だけシングルクォーテーションから出してやればよいので、次のようにする必要がある。

code=strcat(...
    'cd("',sim_file_path,'");',...
    sim_file_name,';');

キモい。
"code" の中身は、

code = 
    'cd("C:\Users\Mitchy-w\Desktop\Mitchy-W\Lumerical");hemi;'

となる。まあ何はともあれこれで全て解決しただろうということで実行してみる。


動いた!!(動かなかったらごめん)


結局、全ての修正を終えたコードがこれ。

clear;
%Add Lumerical Matlab API path
path(path,'C:\Program Files\Lumerical\FDTD\api\matlab');
sim_file_path=('C:\Users\Desktop\Mitchy-W\Lumerical');
sim_file_name=('hemi.lsf');

%Open FDTD session
h=appopen('fdtd');

%Load the FDTD simulation file and get simulation parameters
code=strcat('cd("',sim_file_path,'");',...
    sim_file_name,';');

%send the script in 'code' to Lumerical FDTD Solutions
appevalscript(h,code);

%Close session
appclose(h);


ちなみにLumericalのコマンド:getpath(今のディレクトリのパスを表示してくれる)を入力してみると、

?getpath;
./
C:/Program Files/Lumerical/FDTD/scripts

と表示される。
そもそもこんなディレクトリが存在しないことはさておき、ここで表示されるパスはスラッシュで区切られている。
Lumericalはバックスラッシュで区切られていてもスラッシュで区切られていてもパスとして認識してくれるらしい。よくわからない気の使い方だ。

その他あれこれ

Lumerical と MATLAB とでデータをやり取り

ある一つのディレクトリ内に MATLAB から .mat ファイルを保存してそれを Lumerical で読み込んだり、逆に Lumerical が吐いた .mat ファイルを MATLAB で読み込んで処理するというのが基本。
頑張れば Lumerical だけでデータ処理もできるかもしれないが、如何せん Lumerical は行列演算が貧弱なので全くオススメしない。餅は餅屋。

matlabsave("file_name", data_name);
matlabload("file_name.mat");

基本的にこの二つのコマンドで完結する。
例えば Lumerical で波長ごとの電界分布をシミュレーション結果として得られたらそのまま丸ごと matlabsave するのが丸い。
4次元の行列データを Lumerical で処理しようとしても無理なのでデータの整理も MATLAB でやろう。

終わりに

テストとかしないんだろうか。
ソフトウェア開発をしているエンジニィィアの皆さんにはちゃんと動作するかどうかを確かめてからサンプルコードを公開して欲しいわね*2

*1:当社比

*2:サンプルを上げてくれるだけありがたいです

金沢に行った話

概要

2018年9月20日から21日まで一泊二日で金沢に旅行(サークル合宿)に行ったのでその様子をまとめる。
一泊二日でかなり忙しない旅程だったけど観光地が近くに集中しているので観光しやすい。
まだ授業が始まっていない暇な大学生は金沢に行こう。

はじめに

自分が所属しているサークル(美術サークル)の夏合宿として今年は金沢に行くことになった。
個人的には二泊ぐらいしてのんびり観光してみたかったのだけれど圧倒的多数決で一泊二日の弾丸ツアーになった。学生は基本的に時間もお金も無い生き物なのでしょうがない。
とは言っても主な観光地が密集しているのでそんなに移動する必要もなく、予想していたよりも忙しくはなかった。
この記事では主に

  • 今回の合宿の詳細
  • 今回の合宿の良かったところ
  • 金沢観光のコツ

について書いた。
初めに今回の合宿の旅程について述べていく。雨の中の旅行はつらいという話である。
次に今回の合宿で個人的に良かったと思う点をまとめていく。金沢市にある美術館は一つじゃない。
最後に金沢を観光する上でのちょっとしたコツを紹介していきたいと思う。金沢はせっかち。

合宿の詳細

金沢への行き方

学生は基本的にクソ忙しいので*1合宿の日程を決めたとしてもそれにフルで参加できるとは限らない。
そのため今回の合宿でも人によっては途中から参加したり途中で抜けたりとメンバーチェンジがあった。
同様に人によって価値観も異なるのでどうやって金沢と東京を行き来するかも人によって異なっていた。
しかし実際は高速バスか新幹線の二択になると思われる。僕は体力が無いので深夜バスに乗るとそのまま死んでしまいかねないため新幹線を利用した。
たしか学割を利用して自由席往復で27,000円ぐらいだったと思う。高い。
しかし北陸新幹線は座席も広めで快適だしそこに3時間座っているだけで金沢に着いているので普通に新幹線を使うのがいいと思う。
ちなみに北陸新幹線にはさつまいも味のシンカンセンスゴクカタイアイスが売られている。僕は寝ていたので食べられませんでした。
ところでなぜ券売機で学割は使えないのか。

旅程

9:30ごろに東京駅発、12:30ごろに金沢駅に到着する。
金沢駅には色々とご飯屋さんがあるので適当に昼食。僕は海鮮丼とか刺身とかがある店で定食を頼んだ。刺身がうまい。

その後は駅近くのホテルに大きな荷物などを預けた後、金沢駅のバスターミナルから兼六園へとバスで向かった。この時からすでに雨が降っていたので基本的に傘を持っての移動になった。

兼六園日本三大名園の一つらしい。要するにめっちゃすごいお庭である。
兼六園に向かうバスの中で色々と調べたが11.7ヘクタールということはわかった。
14:30ごろに兼六園に着いてから適当に散策。
雨が降ってたので写真を撮るのが難しかった。
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兼六園の一角。こんな感じで人工的に設計された庭園が広がっている。

15:30ごろに再び集合してから徒歩で金沢21世紀美術館に移動。
本当に歩いてすぐだった。めっちゃ近い。
平日のもうすぐ夕方という時間帯だったけどかなり混んでいた。金沢21世紀美術館はチケットなしで見られる展示もあるが多くの展示はチケットが必要になる。
それは別に問題ないのだがどのチケットでどの展示を見られるのかというようなチケットと展示の対応がわかりにくい。
事前に企画展や常設展などの内容をよく確認しておくのがよい(それはそう)。
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↑ 常設展示の例のアレ。

17:00ちょっと前に今度は金沢21世紀美術館から石川県立美術館へ徒歩で移動。
登り坂があるので少しつらい。
石川県立美術館は18:00までなのであまり時間がなかったけど他にほとんど人がいないので鑑賞環境としては最高だった。

18:00の閉館に伴って出発。バスで予約していた居酒屋近くまで移動し、18:30過ぎから夕飯。
かなり様子のおかしい店員が一人いたが飯はうまかった。特に厚揚げがうまい。あと甘エビ。
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↑バス停。

20:00過ぎに店を出てバスで金沢駅まで戻りホテルへ移動。
1日目はこれにて終了。ちなみに僕は部屋に誰かいるとほとんど寝られないのでみんながカードゲームで盛り上がるなか一人24:00前に寝た。非健常ムーブである。

2日目は9:30にチェックアウト。健常である。
金沢駅のバスターミナルからバスで東茶屋街へ移動。
東茶屋街というのは江戸時代に出来た上流市民が集う遊びの街らしい。
今では当時から残る建物を利用して色々なオサレカッフェやショップが並んでいる。
初めに国の重要文化財である「志摩」の見学に。ここでは簡単なガイドを受けたりお囃子の体験なんかができる。あはれ。
そのあとは適当に茶屋街を散策し、13:00ごろに昼食のためにレストランに集合。
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東茶屋街のストリート。

その後は駅に戻って16:00発の帰りの新幹線まで金沢駅構内でお土産などを買って過ごしていた。

東京には19:00ごろに到着。お疲れ様でした。

合宿の良かったところ

初めに言っておくと今回行ったところは全部良かった。

兼六園

"兼六園" でググると晴れた空の下で池の表面に松や灯籠が反射しているような写真が出てくる。
僕が行った時は雨だったので水面は曇り真っ白になってしまっていたし、空も真っ白で写真を撮るのがかなり難しかった。やはり晴れた日に来るのが望ましい。
しかしながら実際の松の木がダイナミックにその枝を四方八方に展開して庭の随所に君臨する様は見事だった。
松ってなんというか、いい感じに枝が曲がりながら空間の欲しいところにボワっと葉の塊を設置できるので強いなという感じだなぁと思った。
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↑手入れをされる松

金沢21世紀美術館

思ってたより広くなかった。開催していた企画展の「起点としての80年代」をみた。
80年代の日本人作家の代表的な作品を展示していたのだけれど確かにその時代の作家はほとんど知らなかったしあまり意識もしなかったので面白かった。
個人的には吉澤美香という人の『ろ-9』が印象に残った。なんというか前は自分もああいうイメージでドローイングをやたらやっていた気がする。


↑ 右の赤いのが『ろ-9』

石川県立美術館

大穴。とても良かった。
企画展として「鴨居玲 -教会-」というのをやっていた。僕は鴨居玲を知らなかったのだけど後輩が興奮気味に「鴨居玲を観られるんですか!」とチケットを買っていたので面白そうだと思い一緒に入った。
どういう絵を描いていた作家なのかはググるのが早いと思う。展覧会タイトルの「教会」はシリーズの作品で宇宙戦艦やエヴァQの棺を思わせるような教会が浮遊している。
どの作品も油絵の透明感やみずみずしさをもって深い闇を抉り出すような雰囲気がある。
個人的には『おばあさん』が印象に残った。亡霊のような不気味さを纏って不敵に笑うおばあさんの絵なのだが実際に出会った人をモデルにしたらしい。やば。
その他には漆皮(しっぴ)の企画展を見た。漆器は木の器に漆を重ねていくものだけど漆皮は動物の皮を木型にはめてから漆を塗ってガチガチに固めて器にするというものらしい。
自然な収縮に任せた独特な曲線が特徴っぽい。初めて知りました。
とにかく人が少ないしチケットも安いのでオススメである。

東茶屋街(志摩)

雰囲気が良い。近くで浴衣のレンタルをやっているのか浴衣姿の人もちらほら見かけた。
先述した通り志摩の見学をした。一般的な住居の建築とは異なる茶屋独特の線の細い建築が見られる。展示してある芸者の調度品や楽器をはじめとして坪庭、襖の取手など見所が多い。
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↑ 志摩の入り口。

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↑ 志摩の二階から坪庭を挟んだ眺め。

他にも色々なお店があったので写真で紹介。
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↑ 茶屋街を眺めながら食べたほうじ茶アイス。うまい。

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↑ こんな感じ。

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↑ どういう工芸品だったかは忘れた。

金沢観光のコツ

周遊バスの1日利用券

これまでに述べたように基本的に移動はバスになる。
ところが金沢ではPASMOとかSuicaが使えず、ICa(アイカ)という謎のカードが支配している。そのため普通にバスを利用するとなると毎回小銭を用意することになってとても嫌な感じになる。
そこで便利なのが金沢市内の観光名所をほとんど回れる周遊バスの1日利用権である。バスを降りるときに運転手さんにそれを提示するだけでいくらでもバスに乗れるので利用するべき。
今回の合宿では1日目はこの利用権を使い、2日目は現金で支払った。バスに乗るときに整理券を取るというやつを二億年ぶりにやった気がする。

信号をちゃんと待つ

今回の金沢合宿で最も印象に残ったのは正直なところ金沢の海鮮でも名園でも美術館でも茶屋でもなく、信号の切り替わりの異常な早さであった。
通常の感覚で横断歩道を渡ろうとするといつのまにか信号が赤になっている。ゲージ付きの歩行者信号を眺めるとわかるがゲージの減りがめっちゃ早い。ファイアーエムブレムかよ。
なので無理して信号を渡ろうとするのはやめたほうが良い。

おわりに

合宿参加メンバーの多くは駒場の学生なので久しぶりに10代の学生と話すことができて面白かった。
金沢は観光地がコンパクトにまとまっていて良い。
北陸新幹線でさつまいも味のアイスを食べよう。
後輩の皆さんありがとうございました。

*1:世間的にはそうでもないらしい

3年出遅れた新人マスターがFGOを始めてから1ヶ月が経った

概要

この記事はFGO3周年記念を機にFGOを始めた僕がこの1ヶ月FGOをプレイした感想などをまとめたものである。
別に攻略記事とかではない。推し鯖を語る記事でもない。
FGOをずっとやっている人にも、みんなやっててどういうゲームなのか気になるという人にも読んでもらいたい。

ガシャは悪い文明であり個人的にFGOは楽しめるゲームだと思う。

はじめに

FGOFate/Grand Order の略であり、Fateゲームシリーズの一つである。
Fate/stay night などでは考えられないほどの大量のサーヴァントとともに主人公として人類史を救うという、戦闘クエストをクリアしてストーリを進行させていくゲーム。

ちなみに僕とFateシリーズの最初の出会いは記憶してないけど Fate/ZeroFate/stay night -UBW- のアニメは観た。
5次のライダー好き。

本文

FGOを始めたきっかけ

主に以下に挙げたものがきっかけとなった

  • Twitterで3周年記念の告知をしていた
  • TLのオタクたちがFGOで盛り上がっていた
  • 世の中に数多あるFGOの薄い本を読んで意味をわかるようになりたかった
  • 普段よくやっているイカのゲームが夏休みに入ってまともに遊べなくなってしまった

特に3つ目の影響が大きい。コミケの新刊案内ほとんどFGOじゃないかどうなってるんだ。
というわけでこの好機を逃すなと勢いでインストールしてプレイ開始。

FGOのプレイ記録

プレイの記録は #kobral_FGO というハッシュタグをつけてツイートしているのでそれを追ってもらえると大体わかると思う。

なので細かいところは割愛。ざっくりまとめると、

  • ストーリーは第四特異点ロンドンをクリアしたところ
  • サバフェス(夏の水着イベント)は気付いたら伝承結晶を3つゲットしてた
  • さっきライダーを最終再臨しました
  • ついでに復刻水着弓セイバーを引きました

という感じ。

おそらく割とガシャの引きは良いようなので、そこにフレンドのサポートを合わせて戦うことでおおよそのクエストはすんなりとクリアできています。

3周年のイベントのブーストなどもあって現在はこのような布陣になっている。↓

f:id:mitchy-w:20180830165832p:plain
f:id:mitchy-w:20180830165855p:plain

マルタのピックアップを狙いたいわね。

FGOのゲームについて

ここからが本編。
FGOの売りとしては以下のものが挙げられると思う。

  • 型月の名に恥じぬシナリオ
  • サーヴァントと絆を深めてマイルームでいちゃこら(全年齢)
  • エストにおけるコマンドオーダーバトル

まず、一つ目の「シナリオ」について。
これは完全に個人的な問題なのだけれど、僕は「物語」にほとんど興味が持てないので(小説とかも途中でどうでもよくなって読むのをやめてしまう)FGOのストーリーもざっと流して見る程度になっている。
なのでシナリオについては特に何か言えることはないけど、多分シナリオは面白いんだと思う(まだ第四特異点をクリアしたところですがオケアノスとかはやってて楽しかった)。

次に二つ目の「鯖とのふれあい」について。
ゲームをプレイすることで得られる純粋な報酬として、FGOでは主に先の「シナリオ」と、この「サーヴァントとのふれあい」があると思う(ガシャはゲームの進行を助けるものなので純粋な報酬とは言えない.「俺たちはゲームを簡単にクリアするためにゲームをやっているんだ」)。
ふれあいといっても基本的にはマイルームでサーヴァントを眺めて時折そっと触って喋ってもらうだけなのだが、気に入ったサーヴァントを眺めてるだけでも幸せに(なる人は)なるらしい。リヨ漫画でもあったけど「さっさとエッチなCGをご開帳しなさい!!」。


あとはサーヴァントとの日常が垣間見えるサーヴァントごとの専用クエストがある。戦いの中で育まれるサーヴァントとの特別な関係に普段とは違った視点からアプローチできるのでこれは面白い。

最後に三つ目の「コマンドオーダーバトル」。
このFGOというゲーム、チュートリアル(冬木)をクリアしただけではゲームシステムの半分も理解できない(それはチュートリアルとしてどうなんだ……)ほどにその戦闘システムは複雑で奥が深い。
FGOを始める前やチュートリアルをプレイしている時は、正直「3種類のコマンドの組み合わせを考えればええのか。簡単じゃ〜んwww」ぐらいにしか思っていなかった。
ところが蓋を開けてみると

  • コマンドの選び方
  • マスタースキル・鯖スキルの発動タイミング
  • サーヴァント・コマンド毎に異なる攻撃ヒット数
  • スター集中率というステータスとその操作
  • 概念礼装による強化
  • これらを全て含めたパーティ構築の考察

と考えることがかなり多い。
このように多くの情報を総括して戦略的に遊ぶゲームとして、僕にとって馴染み深いポケモンバトルを想起した(ORASとサンムーンではちゃんと対戦をやっていたのでそれなりに知識はある)。
実際FGOのバトルはポケモンのバトルと似ているところが多いように思える。
クラス相性はそのままタイプ相性だし、サーヴァントのカード構成はポケモン種族値に近いと思う。
道具を持たせる代わりに礼装をつけるし、全体宝具を撃つか単体宝具を撃つか、どのタイミングで回避スキルを使うか、というのはダブルバトルでの駆け引きと似ている。
当然ながらプレイするために求められる知識量はポケモンの方が段違いに多いが、FGOはソシャゲとしてサクッと遊べる範疇にうまくまとまっていると思う。
僕はまだ新人マスターなので霊基の自由度が低く、上にリストアップした中のスター集中率やパーティ構築などは十分に遊び尽くせてはいないのでこれからが楽しみではある。
また、FGOの遊び方の例としてニコニコ動画でこんな動画を発見した。
nico.ms
タイトルでわかる通り例のアレカテゴリなので周囲に注意して再生して欲しい。
この動画シリーズでは、何らかのテーマを持ったパーティでの高難易度クエストの攻略や、お気に入りのサーヴァント一騎だけでのクエスト攻略を行なっている。
自分もポケモンで電気タイプ統一パーティでレーティングバトルに挑戦するというようなことをやっていたので、FGOでもこういった遊び方をやってみたいと思う。

このようにFGOのクエストにおけるバトルシステムは結構複雑でありつつかなり自由度が高く、十分に楽しめるものだと思っている。
ところで目がチカチカして疲れるので宝具演出をスキップしたいんですが実装はまだですか?

FGOのガシャについて

ガシャは悪い文明である。

このゲームのガシャには天井がないらしい。
あと礼装というものがあるので高レア度のサーヴァントの排出率はとても低い。
と言いつつも結構石が降ってくるので僕はまだ初期投資の¥5,000しか課金してません(それでも先に挙げた現在の布陣にできる)。
というかそもそも育成が間に合わないのでそんなに引いてもしょうがない。
あと僕はデレステに課金しないといk

最後に

結局まとめると、
3周年記念を機にFGOを始めて1ヶ月経ったがFGOはゲームとしてはとても奥が深く楽しめるものだと思ったので今後も続けていきたい
という感じ。
ガシャは悪い文明。

How to farm Materials of the Dragons: Farosh, Dinraal, & Naydra. [ The Legend of Zelda : Breath of the Wild ]

Abstract

I will explain the method to collect dragon's materials which will be necessary to strengthen various armors in "The Legend of Zelda : Breath of the Wild" in detail.

Preface

This is an English version of the article I wrote in the past in Japanese.

The methods to be introduced below are just an example. I recommend you try to find your own way to collect the materials because finding a method of collecting materials of yourself is also one of the fun of this game.

About the materials of the dragons

At first, I would like to briefly explain the dragon's materials themselves.

Three kinds of dragons appear in this game. Farosh wearing electricity. Dinraal wearing a flame. Naydra wearing cold air.
When you approach these dragons, you can hear the unique BGM and updrafts occur around them.
And you shoot arrows towards the body of the dragon and hit it, the material will fly from that part.
The materials apart from dragons are emitting light, so you can find them easily.

f:id:mitchy-w:20180106174531j:plain

↑Dinraal. It has horns on its head and has six arms.


And if the part hit by the arrow is different, the material obtained is also different.

  • Parts of dragons : Materials
  • Horns : Shard of Horn
  • Mouth tip : Shard of Fang
  • Arm (Hand) : Claw
  • Any other part : Scale


For each type of dragon, these are counted as different materials, so there are 12 types materials in total.
All of them are necessary for strengthening the equipment, but it is difficult to aim other than the scales.

Only one material can be taken at a chance from each dragon.
In other words, you cannot get the scale continuously after getting the horn.

How to collect the materials

Farosh
  • Things necessary : Wood, Something to ignite Wood, Bows ( "Phrenic Bow" is desirable ), Arrows ( A lot )
  • Things helpful : Torch
  • Places : Riola Spring, Floria Bridge
  • Time : 05:00~

It is well known that Farosh is suitable for making money by collecting a large amount of scales and selling them because Farosh's materials can be collected efficiently.
The place is the Riola Spring in the Faron region, and the Floria Bridge.

f:id:mitchy-w:20180106181016j:plain

↑Riola Spring. Floria Bridge is located south from here.


First, you should head for Riola Spring. Make sure that the bow and arrows are properly set, and then make campfire under the tree on the western side of the spring and skip time to the morning.
In the morning ( 05:00 ), Farosh emerges from the spring, so ascend with updrafts using Paraglider and aim at the target part with the bow.

If you hit arrows on Farosh, the material will fly.
You don't have to collect it at once because you can pick up the materials collectively after many trials.
As I mentioned above, you cannot get the next material unless the next day comes in the game so you should skip time to the morning with campfire again under the tree.
By throwing the torch with a fire near the bonfire, the torch will automatically ignite the firewood again after skipping time.

When the morning of the next day comes, rises again with paraglider and shoot arrows at Farosh. Repeat this process.
Even if you flip any number of materials, they will not vanish by time as long as you are near them, so you can pick up the materials collectively after you flip necessary amount of materials ( If you leave the torch when you pick up the materials, it sometimes disappears. Be careful) .

However, with this method, it is difficult to aim at the tip of mouth to get a Shard of Fang because Farosh is already heading out from the spring at 05:00, after skipping time.
If you feel it's too difficult, let's try at the Floria Bridge.

At 05:00, Farosh flies away from the Riola Spring and it starts to go south and goes down the waterfalls.
About 06:00~07:00, Farosh goes under the Floria Bridge.
At this moment, you can aim at the tip of the mouth or any other part of the dragon easily.
There is "Lakeside Stable" just west of the Floria Bridge.
You can skip time to the morning at this Stable and go to the bridge, flip the materials, and pick up it.
Then you travel to "Shai Utoh Shrine" , back to the stable, and skip time again.
In this process, if you return to the Stable without collecting a flipped material, the material will be lost ( probably because you are far away from it ), so be sure to return to the Stable after picking up it.

Dinraal
  • Things necessary : Wood, Something to ignite Wood, Bows ( "Phrenic Bow" is desirable ), Arrows ( A lot )
  • Things helpful : Torch
  • Places : Under the Tabantha Great Bridge, at a foothold on the west cliff.
  • Time : 06:30~


In Dinraal's case, there is a difficult point that the flipped material will be scattered around the Canyon, but basically it is the same thing to do with Farosh's case.
The place is a foothold on the west cliff of Tanager Canyon, under the Tabantha Great Bridge that connects the Tabantha Frontier and Hyrule Ridge.
There is a Rare Ore Deposit.

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f:id:mitchy-w:20180106183905j:plain

↑This place.


Skip time to the morning here with campfire. Around 06:30, you will see Dinraal flying from the north along the Tanager Canyon.
Let's wait for the dragon to come near as close as possible.

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↑Because you can look down on flying Dinraal, it is quite easy to aim at it.


When Dinraal comes to just below, jump off the cliff with Paraglider and shoot arrows at the dragon.
Let's check where the flipped material falls.
Dinraal's materials tend to fly to various points in the Tanager Canyon ( you may be able to suppress scattering if you can shoot at Dinraal exactly at the same timing ).
Sometimes a material is lost when you try to pick up the materials of a certain place, because you get away from the material that flew to another point.
You need to consider in what order to pick up the materials.

Naydra
  • Things necessary : Wood, Something to ignite Wood, Bows ( "Phrenic Bow" is desirable ), Arrows ( A lot )
  • Places : Lanayru Bay
  • Time : Morning


You can collect the material of Naydra at the Lanayru Bay north of the Mount Lanayru.
Naydra flies from the west to the Lanayru Bay in the morning.
Farosh and Dinraal are extremely punctual. On the other hand, however, Naydra's arrival time will change by 2 hours ( in game time ) for each trial.

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↑This place.


Although the arrival time will change, Naydra comes in the morning.
So let 's make a bonfire at the western or middle part of the northern coast of the Lanayru Bay and skip time to the morning.
If it is raining, you should skip time in a tunnel-shaped cave placed at the marked point in the above figure.

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↑Naydra is approaching the bay.


As Naydra approaches enough, ascend with updrafts using Paraglider and aims at the target part with the bow.
In the case of Naydra, I feel that the flipped materials tend to gather at one point, so I think that you can pick up them collectively after many trials as same as the case of Farosh.

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Conclusion

Farosh's body will get riddled with arrows.

フロドラ・オルドラ・ネルドラの素材集め【ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド】

概要

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」(以下、「今作」)において各種装備の強化に必要になる龍(ドラゴン)の素材集めの方法をなるべく具体的に説明します。

はじめに

すでにゲーム発売から10ヶ月以上が経過しているので今更こんな記事を書いてもしょうがないとは思いますが、
実際に自分で素材を集めようと思い立った時にネットで検索してもあまり具体的で詳細な解説が少ないなと感じました。
また、つい先月にも「これから始めるゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」という公式ニコ生が配信されているように、クリスマスとお正月を経てこれからプレイするぞという人もいるかと思います。

これらの理由から改めて龍の素材集めについて詳しく解説する記事を書こうと思います。

なお、以下に紹介する方法はあくまでも一例にすぎません。自分なりの素材集めの方法を見つけることもこのゲームの面白さの一つなので、まずは色々とチャレンジしてみるのをオススメします。

龍の素材について

まず龍の素材そのものについて簡単に説明をしたいと思います。

今作には龍が三種類登場します。電気を纏うフロドラ。炎を纏うオルドラ。冷気を纏うネルドラ。
これらの龍が接近すると固有のBGMが流れるとともに周囲に上昇気流が発生します。
この龍の体に向かって弓矢を放ち、命中させると、その部分から素材が飛んでいきます。
飛んでいった素材は光を放っているので見失うことはありません。

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↑オルドラの姿。頭部にツノがあり腕が6本あります。


また、矢を命中させる部分によって得られる素材が異なります。

  • 矢を命中させる場所:得られる素材
  • 龍のツノ:角のかけら
  • 口の先端:牙のかけら
  • 腕先(手):爪
  • その他全身:ウロコ

龍の種類ごとにこれらは別の素材として扱われるため全部で12種類になります。
いずれも装備強化には必要になりますが、ウロコ以外は狙うのが難しいです。

ちなみにこれらの素材は各龍から一度に一つしか取れません。つまりツノに矢を命中させて素材を飛ばした後に続けて体を狙ってウロコもゲットということはできません。

素材の集め方

フロドラ
  • 必要なもの:薪、薪に火をつけるもの、弓(「一心の弓」が望ましい)、矢(たくさん)
  • あるとうれしいもの:たいまつ
  • 場所:ウライト湖、フロリア橋
  • 時刻:05:00〜

フロドラは最も効率よく素材集めができるためウロコを大量に集めて売ることで金策としても利用できることがよく知られています。
場所はハイラル南部フィローネ地方のウライト湖、およびフロリア橋です。

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↑ウライト湖。フロリア橋はこの南にあります。


まずはウライト湖に向かいます。弓と矢が適切にセットされていることを確認し、ウライト湖西側の木の下で薪に火をつけ、朝まで暇をつぶします。
朝(05:00)になるとウライト湖からフロドラが出現するので即座に上昇気流に乗ってパラセールで上昇、弓矢で目的の部位を狙います。

フロドラに矢を命中させると素材が飛んでいきますが、複数の素材を集めたい場合にはあとでまとめて回収することができるので放っておきます。
ゲーム内で次の日にしないと次の素材が獲得できないので再び木の下に戻って朝まで暇をつぶします。
この時に、焚き火の近くに火の灯ったたいまつを投げ、置いておくことで、暇をつぶした後に火の消えた薪に再び自動で火がついてくれるようになります。

暇をつぶして翌日の朝になったら再度パラセールで上昇し弓矢でフロドラを狙う。これの繰り返しです。
素材はいくつ飛ばしてもその近くから離れなければ時間経過によって消失することはないので、満足のいくまで素材を飛ばしてからまとめて回収するのが良いでしょう(この際にたいまつを放置していくとたいまつが失くなってしまうことがあるので注意)。

しかし、この方法では暇をつぶして朝になった瞬間にすでにフロドラがウライト湖から頭を出しているので牙のかけらを獲得するために口先を狙うのが難しいです。
どうしても難しい場合はフロリア橋で狙ってみましょう。

05:00にウライト湖から飛び立ったフロドラはそのまま南下して段々の滝を下っていき、06:00〜07:00ごろにフロリア橋の下をくぐっていきます。
このポジションなら容易に口先やツノを狙えます。
フロリア橋のすぐ西に「レイクサイド馬宿」があるのでそこで朝まで暇をつぶし、橋に向かって素材を飛ばして回収、祠にワープして馬宿まで戻り再度暇をつぶす、というような流れです。
この場合、素材を飛ばしてから回収せずに馬宿まで戻ってしまうと(おそらく素材から遠く離れてしまうため)素材が消失してしまうので、必ず回収してから馬宿に戻りましょう。

オルドラ
  • 必要なもの:薪、薪に火をつけるもの、弓(「一心の弓」が望ましい)、矢(たくさん)
  • あるとうれしいもの:たいまつ
  • 場所:タバンタ大橋西岸の橋の下
  • 時刻:06:30〜

オルドラは飛ばした素材が比較的散逸してしまうのが難点ですが基本的にはフロドラの場合とやることは同じです。
場所はタバンタ辺境とハイラル丘陵をつなぐタバンタ大橋の西岸の橋の下、レア鉱床のある足場です。

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↑この場所です。


この場所で焚き火をして朝まで暇をつぶします。だいたい06:30ごろになるとククジャ谷の間を北から飛んでくるオルドラが見えてきます。
ギリギリまで近づいてくるのを待ちましょう。

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↑リンクから見て崖の下を飛んでいくのでかなり狙いやすいです。


近づいてきたら崖からパラセールで飛び降りつつオルドラを狙います。
素材を飛ばしたらどこに飛んでいったかをよく確認しておきましょう。
オルドラの素材はククジャ谷の様々な場所に飛んでいってしまいがちなので(きっちり同じタイミングでオルドラを射抜くことができれば散らばりを抑えられるかもしれませんが)、
ある場所の素材を回収しにいった際に他の場所に飛んだ素材から離れてしまうために素材が失くなってしまうことがあります。
そのため素材を回収する順序も考慮する必要があるかもしれません。

ネルドラ
  • 必要なもの:薪、薪に火をつけるもの、弓(「一心の弓」が望ましい)、矢(たくさん)
  • 場所:ラネール湾
  • 時刻:朝方

ネルドラの素材はラネール山北部のラネール湾で集めます。
ネルドラはラネール湾の西部から朝方に飛んできますが、フロドラとオルドラが極めてpunctualなのに対してネルドラは飛来してくる時間に(ゲーム内時間で)2時間ほどブレがあります。

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↑この場所です。


時間にブレがあるとはいってもおよそ朝方に飛んでくるのでラネール湾の北岸中央部から西部のあたりで焚き火をして朝まで暇をつぶしましょう。
雨が降っている場合は図で示した場所にトンネル状の洞穴があるのでそこで暇をつぶすと良いです。

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↑こんな感じで飛んできます。


ネルドラは割とラネール山に沿って飛んでいくので、トンネルから見て東側の海に突き出た部分で待つと良いと思います。
ネルドラが近づいてきたら上昇気流に乗って弓矢で狙いましょう。
ネルドラはあまり素材が散逸せずに同じ場所に固まりやすいように感じるので、フロドラと同様に最後にまとめて回収できると思います。

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おわりに

ゼルダのプレイ記録の更新はいずれやります。いずれ。

slとpyonpyon

概要

今使ってるMacBook Airでslを叩いても機関車が走らなかったのでslを入れました。

ついでにチノちゃんも。

しかし30分ぐらいかかってしまったうえに、「そういえば新しいpc使うたびにいつも同じこと調べてるな」となったのでこの際にまとめておこうと思い、忘備録としてこの記事を書きました。

 

注意

僕はエンジニアでもなんでもない普段コーディングなんてほとんどしない素人です。そのため内容もかなり適当です。僕みたいな情報系じゃないけど面白そうだからsl走らせたいという人のためにはなるかも。

あと僕の環境はmacOS Sierra 10.12.3です。

 

はじめに

新しいpcを手に入れてまず最初にやることといえば、そう、環境構築ですね。

使い慣れた環境を取り戻す、あるいはマシンを新しくするのをきっかけにこれまでとは異なる環境にしてみたりと、人によって様々だと思います。

稀に環境構築が楽しいという人もいるようですが多くの場合そうではないでしょう。

HomeBrewを導入したり、お気に入りのエディタをインストールしたり、slを走るようにしたりと、やることがたくさんあるのでなかなか大変です。

その度にslとpyonpyonの入れ方を調べていては時間がかかってしょうがないので一度まとめておこうと思いました。

 

slとは

僕は普段コマンドラインでゴリゴリ作業する人間ではないのですが、コマンドラインでゴリゴリする人は日常的に "ls" というコマンドを利用しています。

これは今参照しているディレクトリに存在しているファイル一覧を表示してくれるコマンドです。僕は基本的に使いません。

しかし焦ってタイプした結果間違えて "sl" と打ち込んでしまうことがよくあるようです。通常ではそのような存在しないコマンドを入力すると、

-bash: sl: command not found

というふうに味気ないメッセージが表示されますが、slを導入してあれば、

実際にターミナルをSLが走り抜け、我々を楽しませてくれます。

pyonpyonとは

ご注文はうさぎですか?というアニメがあります。

あるタイプの人間は長らくこの作品に触れていないと場合によっては "ls" と間違えて "pyonpyon" と入力してしまうことがあるようです。

この時もslと同様に

-bash: pyonpyon: command not found

と表示されますが、ここでpyonpyonを導入していれば、

チノちゃんがコーヒーを淹れてくれます。これは導入するしかない。

導入方法

sl

slの導入は極めて簡単です。

HomeBrewが使えるようになっていれば

$ brew install sl

で終了です。これで

$ sl

と入力すれば

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このようにSLが走ります。

ちなみにこのようにslを導入するとユーザフォルダの下に "sl" というフォルダが作成されます。

それと同時にslの実行ファイルのシンボリックリンクがbinに作成されます。

$ which sl
/usr/local/bin/sl

Finderでも確認してみます。

Finderのメニューバーの "移動" から "フォルダへ移動…" を選択し、

/usr

と入力して移動すると通常Finderでは表示されないユーザーライブラリフォルダを参照できます。

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↑いました

ちなみに当然ですが /usr/local/bin にパスが通ってないと "sl" と入力してもslのシンボリックリンクを見つけてくれません。
僕も以前はよくパスに苦しめられていましたが、記事の最後に紹介するページなどを参考にして戦ってきました。

pyonpyon

pyonpyonはこちらからダウンロードなりgit cloneなりで持って来ます。

github.com

ただ、僕はgitにそこまで慣れていないので基本的にダウンロードして来ます。

ダウンロードしたファイルをslと同様にユーザフォルダの下に移します(名前を "sl-pyonpyon" にしています)。

ターミナルで

$ cd sl-pyonpyon
sl-pyonpyon$ make

としてmakeして実行ファイルを錬成。pyonpyonもslと同様にしてシンボリックリンクを /usr/local/bin 以下に作成します。

$ sudo ln -s /Users/ユーザフォルダ/sl-pyonpyon/pyonpyon /usr/local/bin/pyonpyon

これで準備完了。

$ which pyonpyon
/usr/local/bin/pyonpyon

となるはず。あとはpyonpyonするだけです。

おわりに

アドベントカレンダーは今から書きます。年内にはなんとか。

ゼルダの伝説 Breath of the Wild のとあるプレイ記録 8

はじめに(いつもの)

この記事はゼルダの伝説 Breath of the Wildを一人のオタクがプレイした記録を付けていくものです。「オープンエア」と銘打たれたこのゲームがいかに自由でプレイヤーの思うがままにnarrativeを紡いでいくことができるのかを伝えられればという思いで書いています。これを読んで少しでも興味を持って、実際にこのゲームをプレイしてもらえれば幸いですし、すでにプレイした人も、一例としてこんな進め方もあるのかと面白がってもらえればと思います。

全編ネタバレなのでご注意を。

 

本編

前回:ゼルダの伝説 Breath of the Wild のとあるプレイ記録 7 - 自由帳

 

第1回:ゼルダの伝説 Breath of the Wild のとあるプレイ記録 1 - 自由帳

 

第7回の補足

ゴロンシティ近くの赤い岩盤でしたが、ゴロンシティでリサーチをした結果トンネルを掘っていたゴロン族の兄と話をした結果フラグが立ち、イベントが発生しました。

 

そこからしばらく坂を下ったところにある「ロース岩」を運んできてくれとのこと。魔物を倒しながら運んでやると、

 

 

無事に岩盤は突破され、奥にはちゃんと祠がありました。

 

第8回

リトの村 〜 アッカレ地方探索

 

テバ

次に解放すべき神獣はヴァ・メドーというようです。巨大な鳥のような姿をしていて、リトの村の上空を旋回しており、近づくものに攻撃をするようです。族長に話を聞くとテバというリト族の男が神獣を攻略しに行ったものの返り討ちにあい、今は次の攻撃に向かうための準備をしているので彼を手伝ってほしいとのこと。どこにいるのか聞いて回ります。

途中リトの村の中心にある岩の塔に登ってみると、

 

普通に橋がありました。その方向へ村から進んでみます。

 

いやさっきいませんでしたけど!? どうやら神獣ムービーを踏まないとフラグが立たないようです。ということでまた飛行訓練場に向かいました…… が、なんとそれらしき人物はいません! なぜだ……

どうしようもないのでもう一度リトの村に戻ってリサーチ。するとテバの奥さんがいたので(テバは妻子持ち)話しかけてみます。

 

 

妙に厳重なフラグ管理。このゲームではかなり珍しいと思います。

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↑このイケメンがテバさん

 

というわけでテバと合流。そしてすぐに神獣へ向かうことに。早くない?

特に必要なアイテムも無さそうだったので言われるがままに神獣へ。テバに乗せてもらい上空へ。

 

神獣:ヴァ・メドー

ヴァ・メドーはシールドで全体を覆っているため、まずはそのシールドジェネレータを破壊しなくてはなりません。しかし同時に砲台から狙撃もしてくるのでテバが囮として攻撃を引きつけ、その間にリンクがバクダン矢でジェネレータを破壊するという算段。

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↑こんな感じ,エスコン

 

砲台を破壊するとテバは負傷により離脱。あとはいつも通りワンマンで神獣解放です。

 

今回の神獣はギミックを理解するのに少し時間がかかりましたが一度理解してしまえばそれほど難しくなかったですね。順調に進み、カースガノン戦です。

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風のカースガノンは遠くからガーディアンのようなレーザーを撃ちつつ、近づくとつむじ風を発生させこちらの攻撃を妨害してきます。バクダン矢でヘッドショット → 怯んだところに溜め攻撃+ウルボザの怒りという具合で攻めていきます。

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ある程度ダメージを与えるとファンネルのようなUAVを飛ばして全方向からレーザーで攻撃してきます。とにかく走ってかわす。隙を見てヘッドショット。その繰り返しでした。

炎のカースガノンより手強かったですがクリア。

 

リト族の英傑リーバルからリーバルトルネード(どこでも上昇気流)を授かり、神獣を後にします。

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↑やっぱりバックショットが一番かっこいいんすわ

 

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↑折れそう

 

リトの村に戻ってみると、どうやらテバは無事だったようです。

 

リトの村イベント回収

神獣を解放したので周辺を散策しつつミニチャレンジを回収していきました。

以下ダイジェスト。

 

 

 

 

その後この地方の塔を起動しに南下しました。

 

ガノンの呪いによって覆われてこの有様。これはひどい

塔の上から周囲を見渡してみると何やらケバいものが……

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ということで三人目の大妖精です。

 

再びのアッカレ地方

ここまで来て全体のマップを見てみると、なんとなく右上が寂しい感じ。

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前回アッカレ地方を訪れた際には塔を起動していなかったので地図が書き込まれていないんですね。ということでマップの右上を埋めるためにアッカレ地方へワープしました。

前回アッカレ地方で見つけた馬宿(第6回参照)から馬に乗って南下して行きます。途中で色々と散策。

 

↑とりあえず中心に向かったところ祠があるようでしたが起動させる玉がありませんでした,ひとまず後回し

 

アッカレ地方にはもう一つ馬宿がありました。広いんすねぇ。

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そこからすぐ南に塔が見えていたので直行。するとそこはかつての砦だったようです。

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↑何やら物騒な雰囲気

 

実際にドローンやら魔物やらがうようよいました。しかも塔の周囲はまたガノンの呪いに追われているという始末。

 

結局1時間以上かけてようやく塔に登れました。

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その後さらに南下して探索。とにかく雨が多いので行動がかなり制限されてしまい(雨が降っていると崖を登ることができないので下る一方に)、早速リーバルトルネードのお世話に。

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↑これはとうとう最後の……

 

 

とりあえずこの大妖精に会えるのは当分後になりそうです。

 

この地方は面白い地形が多いですね。

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東の崖から何やら島々が見えます。何やら細い橋によって結ばれた島々が地図の外側にあるようでした。気になるので向かうことに。

 

一通り巡ってみましたが祠があったぐらいで他には特にイベントはなかったです(絶対何か見落としてそうですが)。

とりあえずしらみつぶしに足を運んでいないところを進んでいくと祠起動用の玉が。

 

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↑ここまでの道程

 

また、前回アッカレ地方に来た際に、アッカレ地方北部の馬宿にいた警備兵から「不審者が夜に魔物ショップを開いている」という話を聞いていたのを思い出しました。実際に探してみたところ、アッカレ地方北西のドクロ池に現れるようです。そこには以前一度行っていましたがその時は昼間でした。もう一度行ってみると確かに何やら怪しい屋台が……

その時には何も売ってくれませんでしたが日と場所を改めてもう一度店を開くとのこと。指定された場所へ行くと今度は売ってくれました。

↑魔物のマスク,気づかれにくいとは

 

一度は諦めたゾーラの里へ,リベンジ

アッカレ地方もおおよそ巡ったのでそのすぐ南に位置する地方へ向かい、最後の神獣を解放することにしました。もう随分と前の話なので皆さんお忘れでしょうが実は一度ゾーラ族とは会っていて、ソーラの里にも向かおうとしていました(第3回参照)。当時は道中にいた魔物にワンパンされてやる気を失い逃げてしまいましたが、今となっては3人の英傑の加護を受けている身。さすがに大丈夫だろうとリベンジしに行くことに。

アッカレ地方から南下して行こうかとも思いましたが、高い崖と雨天に行く手を阻まれたのでかつてクリアした祠から目指すことに。

↑マモノショップでゲットしたマスクを装備,姿勢もそれっぽく

 

↑効果絶大

 

そして……

 

次回に続く

 

おまけ